晩婚化や未婚化が増えている中「結婚適齢期を逃してしまったけど大丈夫かしら」「結婚する気はあるのに出会いがなさそう」と心配をしている親御さんが多いのではないでしょうか。
そこで今回は息子や娘の婚活をサポートする「親による代理お見合い」についてまとめてみました。
親公認でスタートするお見合いで結婚が一気に近づくかもしれんせん。
- 親の代理お見合いとは?
- 代理お見合いのメリット
- 代理お見合いの成功のポイント
親の代理お見合いとは?
代理お見合いとは、親が本人の代わりにお見合いを進める婚活のことです。
親同士がお見合い会に参加して自分の子どもを紹介し合い、その後お互いの子どもが合意したら実際に本人同士がお見合いをするという流れです。
なぜ本人の代わりに婚活をサポートする親が増えているのでしょうか?
現代ならではの理由について調べました。
なぜ代理お見合いが増加している?
結婚の意思があるのに未婚でいる理由は「仕事が忙しくて婚活に時間を割けないから」が最も多く、続いて「出会いがないから」「異性との交際経験がないから」と続きます。
そんな理由から、婚活を先延ばしにしてしまうとどうなるのでしょうか。
こちらは、50歳までに1度も結婚したことがない人の割合です。
年次 | 男性 | 女性 |
1960年 | 1.26% | 1.88% |
1970年 | 1.70% | 3.33% |
1980年 | 2.60% | 4.45% |
1990年 | 5.57% | 4.33% |
2000年 | 12.57% | 5.82% |
2010年 | 20.14% | 10.61% |
2020年 | 28.25% | 17.81% |
50歳での未婚率は、2020年には男性28.25%、女性17.81%。
つまりが男性が約3割、女性が約2割になっていて今後も増えていく予想です。
結婚したい気持ちはあるのに婚活には消極的な息子、娘をサポートする「代理お見合い」のメリットと成功の秘訣を見ていきましょう。
代理お見合いのメリット
親による代理お見合いが増えているのには理由があります。
本人同士のお見合いと比べてどんなメリットがあるのでしょうか。
- 家庭の雰囲気や考え方がわかる
- 本人が口下手でもアピールすることができる
- 親への紹介が必要ない
親子でお見合いに向き合うと、こんなメリットがあるんですね。1つずつ見ていきましょう。
家庭の雰囲気や考え方がわかる
親同士も交流しているので、お互いの家庭の雰囲気や考え方までわかります。
本人同士でお見合いをする場合、交際し結婚が決まってから初めて相手の親と顔を合わせ、そこで考え方の違いに気が付いても後には引けませんよね。
親が認めた相手とのお見合いは効率的かつ合理的です。
親子で一緒にお見合いに向き合うと、思ったよりもスムーズに結婚が決まることもあります。
口下手でもアピールすることができる
口下手でお見合いに消極的だった人も、代理お見合いなら安心です。
親が事前に性格や魅力をアピールし、相手にも伝わった状態で会うことができます。
本人同士のお見合いだと緊張でアピールしたいことが伝わらず、せっかく会うことができたのにその先に進めなかった、なんてこともよくあります。
代理お見合いでは、親からお相手の情報や雰囲気を聞いておくことができるので、あまり緊張せずに当日を迎えることができるでしょう。
親への紹介が必要ない
結婚の最後の壁である親への紹介は、代理お見合いでは必要ありません。
結婚相手の紹介だけではなく、両家顔合わせも済んでいる状態で交際や結婚に進むことができます。
結婚後の両家の付き合いも円滑になるでしょう。
さらに両家で納得して結婚しているので、結婚後も親が干渉せずに安心して見守ることができます。子どもの家庭といい距離感を保って良好な関係を築くことができる傾向にあります。
親による代理お見合いを成功させるポイント
成功の秘訣は「主役は子供、親はサポートに徹する」ということです。
結婚して一緒に生活するのは本人なので親がいくら気に入った人でも、親が前のめりになって話を進めるのは絶対にNGです。
親が過干渉になればせっかくの婚活に気が進まなくなり、親子の関係が悪くなったり2度と婚活をしないということにもなりかねないので要注意。
- 本人の了承を得てから入会する
- 親の価値観で選ばない
- 選ばれる側であることを理解しておく
このどれか1つでも欠かせないポイントなのでチェックしていきましょう。
本人の了承を得てから入会する
必ず本人の了承を得てから入会してください。
無断で入会すると、婚活どころか親子の縁が切れてしまうなんてことになりかねません。
結婚の意思があるけど婚活はしていないのは「仕事が忙しいから」「お見合いが恥ずかしいから」という理由が多いので、代理お見合いを提案したら案外同意してくれることが多いです。
そういったきっかけができると、どんな人と出会いたいか考えるようになったり「こういう人がいいんだけどどうかな?」など今までになかった進展があるかもしれません。
親の価値観で選ばない
結婚するのは本人ですから、親の価値観や理想を押し付けて選ぶことはいけません。
事前に理想の結婚相手について子どもからたくさん聞いて、本人が会いたいと思う相手を探すことが一番のサポートになります。
結婚するときの絶対に外せない条件や、これだけは嫌だというポイントまで話し合っておくとスムーズに進みます。
本人の意見を聞かずに参加して親の価値観で相手を探したり、本人の希望とは違うけど親がいい人だと思うからといって前のめりにならないように気を付けましょう。
選ばれる側であることも理解しておく
お見合いは、自分たちが選んだ相手と必ずうまくいくわけではありません。
自分の子どもが主役と思いがちですが、相手の家庭も大切な子どもの将来のために必死になっています。
だからこそ礼儀正しく、いい結果にならなかったとしても冷静な態度でいましょう。
「自分の子どもの理想の相手はこの人だ」と思ってアプローチしても、相手からしたらそうではない可能性もあります。
そういう場合は潔く引き下がり、お互いに合意できる相手を探すことが円満な関係をスタートさせるコツです。
まとめ
今回は親による代理お見合いのメリットと成功のポイントについて紹介しました。
本人の同意を得て入会し、サポート役に徹することが成功のポイントでしたね。
ぜひこの機会をきっかけに「代理お見合いって知ってる?」と娘さんや息子さんに紹介してみてください。
「サポートしてくれるのなら一度はやってみよう」と前向きに考えてくれたり「こんな人がいいんだけど見つかるかな?」といった会話から、親子で一緒に結婚について考えましょう。